アーカイブ | 2月 2017

  • 家族の協力も大切な降圧治療と腎臓の機能障害

    高血圧になってしまった場合には適宜必要な治療が行われていきます。まだ初期でそれほど重症ではない場合には食事の改善を中心とした治療を行っていくことになりますが、それでも改善が見られない場合には降圧剤を用いて治療を行っていくということが必要とされます。血圧が高いことはそれ自体では自覚症状が出てくることはあまりありませんが、血圧が高い状態であることによって身体には着実にストレスとして蓄積しています。特に大きな影響を受けるのが血管、心臓、腎臓であり、いずれも血液に対する重要な機能を果たしていると共に、血圧調節に関わる機構を持っていることに特徴があります。降圧治療を行う目的はこういった臓器に負担をかけないようにしていくということであり、それにより合併症のリスクを下げていくということが中心になります。多くの人が血管への負担によって動脈硬化が起こり、それによって心筋梗塞や脳卒中が起こることを知るようになりました。しかし、他の臓器への負担も重大なものになりかねません。腎臓への負担は腎不全をもたらすことになり、食事に制限をしていかなければ命の危険性すら出てくる場合もあります。さらには人工透析が必要になってしまうこともあるため、腎臓への負担というのは意外に重大なものなのです。高血圧の降圧治療では家族の協力も欠かせません。食事療法への取り組みに加え、服薬を正しく行っていくということが必要だからです。本人は自覚症状がないからといって降圧剤を飲むのを勝手にやめてしまったり、忘れてしまったりすることがあります。それを家族がしっかりと見ていて飲ませるということをしていくことが本人の健康維持のためになるでしょう。